8/22(木)・23(金)の2日間、「大学見本市2024~イノベーション・ジャパン」が開催されます。
本イベントは、全国の大学や公的研究機関等から創出された研究成果の社会還元、技術移転の促進及び実用化に向けた産学連携等のマッチングを支援することを目的に、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の主催により開催される日本最大級の産学連携イベントです。
千葉大学からは、下記の通り4件の研究シーズを出展いたします。
共同研究等の産学連携にご興味のある方は、ぜひご来場ください!!
名 称:大学見本市2024~イノベーション・ジャパン
日 時:2024年8月22日(木)、23日(金)
会 場:東京ビッグサイト 南展示棟 南1ホール(東京都江東区有明3-11-1)
来場対象者:企業の技術開発担当者、営業担当者、経営者、学校関係者等、
その他オープンイノベーションおよび産学連携に興味のある方等
主 催:国立研究開発法人科学技術振興機構
共 催:文部科学省
入 場 料:無料(事前登録が必要です)
本研究では風力発電をはじめとした再生可能エネルギー発電の導入拡大に資するために、高効率・頑強・メンテナンスフリーを実現する次世代電力変換器の開発に取り組みました。特に、従来構造では不可欠であった、電力品質の担保と信頼性の両立を目指し、構造と制御の観点から新たな電力変換器を研究しました。結果として、電解コンデンサをフィルムコンデンサに置換可能かつ電力の高品質性を担保する電力変換器を開発し、従来不可能であった信頼性と電力品質のトレードオフを克服することに成功しました。
出展研究者:大学院工学研究院 小岩 健太 助教
イオン液体は高い熱安定性、難揮発性およびナノ粒子の凝集を抑制する性質を有し、ナノ粒子調製の反応媒体として有用です。イオン液体に炭素担体と、イオン液体よりも熱安定性の劣る金属塩を添加して撹拌するだけで、多種多様な金属ナノ粒子を炭素担体の種類を問わず、その表面に担持することができます。プロセスが簡便ですので、工業スケールにも対応できます。例えば、この手法で調製したPt合金ナノ粒子担持炭素材料は燃料電池用酸素還元触媒として、良好な耐久性と触媒活性を示します。水電解用の電極触媒としても有望です。
出展研究者:大学院工学研究院 津田 哲哉 教授
〔研究者ショートプレゼン:8/23(金)14:48~ A会場〕
カラー画像から、メラニン・ヘモグロビン・陰影分布を分離する色素成分分離技術は、顔動画像に適用することで、わずかなヘモグロビンの変化を計測し、ヘモグロビンの変化から心電図に相関の高い顔面脈波を計測することをこれまで実現してきています。今回は、色素成分分離技術をビデオに適用するのでなく、iPhoneで計測された3次元形状(3次元点群)に応用するものです。これにより陰影を除去した計測(点群の正確な色)が実現され、肌に関しては3次元形状における色情報を正確に計測できることとなりました。
出展研究者:大学院情報学研究院 津村 徳道 准教授
これまでと比較しても極めて簡素な無線電力伝送システムに成功しました。提案システムは受電側が必要な電力を自動的に受電することができます。電力伝送効率も高く維持される仕組みを組み込んでおり、その結果システム全体の小型・軽量化も実現できます。
【当日はロボットアームに搭載した無線電力伝送システムをデモする予定です。】
出展研究者:大学院情報学研究院 関屋 大雄 教授
〔研究者ショートプレゼン:8/22(木)15:36~ A会場〕