フロンティア医工学センターによる科研費コメント会のご紹介

フロンティア医工学センターでは、科研費獲得増に向け、新たな取り組みとしてセンター独自の「科研費コメント会」を開始しました。このコメント会は、センター内の先生方が対面・オンライン合わせて約20名が集まり、センター所属の研究者が作成した申請書のウィークポイントを指摘したり、改善点を議論したりする貴重な場です。これまでに2回開催され、活気に満ちたディスカッションが繰り広げられています。

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            第1回 コメント会                       第2回 コメント会

コメント会では、先生方が作成した科研費申請書を、センター内の「コメンテーター」2名が真摯に査読しました。コメンテーターは研究面や構成におけるウィークポイントを指摘し、申請書をより良いものとする提案をコメント。さらに参加者も積極的に議論に加わり、今年度の申請に向けた改善点を話し合いました。議論は科研費申請の枠を超え、研究の進め方に及ぶことも。

このコメント会には、IMOからもゲストとして西田副機構長と研究IRチームが参加しています。西田副機構長は、研究概要の文章構成の分析や学術的問いの設定の仕方などをご提案いたしました。また、研究IRチームの渡沼URAからは、センターよりご質問があった「科研費「生体医工学」小区分の他大学採択状況」、「基盤B申請区分の評価分析(重視されると思われる審査項目など)」、「科研採択実績データベースの活用方法」などをご説明致しました。

2回目のコメント会には工学研究院長の伊藤智義先生にもご参加いただき、工学的な見地から、また、審査員としてのご経験からのご意見もいただくことができました。

今年の申請書作成にすぐに反映できる有益なコメントが多く、個人の申請書のレベル向上にとどまらず、共通する弱点を多くの参加者が認識することができました。今後、こうした有意義な取り組みが学内で増え、千葉大学の研究が発展していくことを期待します。